川越の小さなギャラリー

Blog

ユニコーンのエスキース

江口さんの作品は、制作の前にエスキースを作る。 鉄という素材は、粘土のように道具なしに自在に扱えない。 大きな作品(彫刻)には、全体のバランスを見るためには必須の行程だ。 彼らは、現在、L-feb 伝説的鉄製生物シリーズを制作している。 その一つであるユニコーンのエスキースを昨日持ってくださった。…

見て楽しむ

個人的な趣向を書かせて頂くと、用途のない飾る作品が好きだ。 室内外に飾られることで、気持ちが高揚したり、慰められたりする そんな作品が好きだ。 飾るための場所も余裕もない!と言われてしまうけれど、 そのために場所を作り、それを楽しむ時間を持てる事が、 本当の意味での豊かさなのではないかと思う。…

オープニングパーティー

出品作家17名のうち、15名が参加、それにお客様も加わって 40名くらいの方が、小さなギャラリーと、カワクリスペースに 所狭しと駆けつけてくださった。 梅雨明けもしない蒸し暑い中、クーラーはついているのかと 思うほどの熱気。 コミック、アニメをキーワードに老若男女が、賑やかに談笑する。 ギャラリー…

小佐野哲二さんの世界観

あちこちで採石した石で、小佐野さんが作り出す作品は、 静かでありながらしっかりした世界観が描かれている。 何処でも目にすることの出来る石。 その石を素材に花器、灯り、そして石彫へと展開される。 身近だった石が、時に神々しくさえ見えるから不思議だ。 17日(水)までの展示です。是非ご覧ください。…

シンプルな猫の絵

重高さんの展示も来週19日(水)で終わる。 「もう一度見に行っても良いですか。」と聞かれて足を運んでくださった お客様がいらっしゃる。 描かれた猫の前に佇み、魅入られている。 彼の絵は、猫の微妙な心の動きを目の動きや、尻尾などで 出来るだけシンプルに表現する。 描き込みすぎないから、観る人に想像さ…

松本正行さん在廊

11日(土)に、遠く神奈川県から電車で2時間半かけて、作家松本正行さんが川越のギャラリーに在廊してくださった。 川越の町は観光客で賑わっていたが、二階のギャラリーまで上がられるお客様は少なく、作家を多くの方にご紹介出来ずに残念。そのお陰で、お店番の私は松本さんとお話がいろいろ出来て得した気分! …

猫に見つめられる

松本さんの作る猫の目は、半球体ガラスに瞳を埋め込むので 人が動く方向にその瞳は人を追う。 猫のお人形ではなく、本来の猫の有り様を正確に制作しているが、 自然体の可愛さと猫に対する作家の愛情を感じる作品だ。 猫に見つめられ、思わず微笑まれるお客様の顔を見れるのが嬉しい。…

工房見学

ギャラリーの夏休み明けの8月30日(金)〜9月17日(火)に 企画展示をお願いする工房Art Farm Cieloni を訪ねる。 鐡の仕事をご夫婦でされ、モニュメントからインテリア、鐡ぐるみと 称する可愛い動物等の小作品も作る。 雑木林に囲まれた工房のあちこちに、野晒しで鉄板が置かれている。 雨…

安田修平さん在廊

青森県鯵ヶ沢在住の陶芸家安田修平さんが、初日から2日間在廊してくださった。 彼の長年のお客様に加えて、ギャラリールームお客様がいらしてとても賑やかだった。 当ギャラリーは、展示期間が長いので、作家が全日在廊はできない。 その間を、ギャラリーのスタッフで安田さんの作品に合わせて彼の素朴な優しいお人…

トリ型の鉄板「Walts of ONDANKA」

木版画の展示の中に、トリ型の鉄板がある。 そこに大庭明子ワールドが自由に描かれている。 ポップな軽快な絵の中に、社会へのメッセージが込められている。 どんな活動も、楽しくなければ、続かない。 そこにアートがお手伝い出来る事があるような気がする。…

アーカイブ